白髪の原因:メラノサイト抑制を引き起こす要因とは?

前のページでは白髪を引き起こす根本的な原因を紹介しました。
このページでは、頭皮や毛根で老化物質=活性酸素が増加する3つの要因を紹介します。

現代人の頭皮や毛根で老化物質=活性酸素増加につながる3大要因

生活習慣・ストレスなど

不規則な食習慣・飲酒・喫煙・睡眠不足やストレスフルな環境

紫外線

日本での年間紫外線量はここ30年で約10%以上増加しています

頭皮への刺激要素の影響

よかれと思ってやっているヘアケアが原因となっていることも・・・

あなたは大丈夫?活性酸素増加につながる3大要因

生活習慣・ストレスなど

生活習慣・ストレスなど

脂っこい食事が多い・飲酒・喫煙・睡眠不足など、不規則な生活をしていたり、ストレスフルな環境は活性酸素を増加させます。
・頭皮の血行不良
・毛髪サイクルの乱れ
・毛穴が皮脂で詰まることで抜けやすくなる

紫外線による影響

紫外線による影響

気象庁の調べによると、日本に降り注ぐ紫外線量はここ30年の間に10%以上も増加しているそうです。
紫外線には活性酸素のひとつ「1重項酵素」という物質があり、それが細胞の老化を引き起こします。

頭皮トラブル

頭皮への刺激要素の影響

あなたが毎日お使いのヘアケア商品が活性酸素の要因となっている可能性も⁉特にシャンプー・トリートメントやカラー・白髪染めは大きな影響を及ぼしているものが数多くあります。
この点について、具体的に解説します。

頭皮への刺激が強いヘアケア製品とは?

シャンプー・トリートメントによる刺激

シャンプーやトリートメントには界面活性剤が含まれていますが、市販の製品には石油系界面活性剤を使用しているものが多いです。これらは洗浄力が強いのが特徴で、使用時のすっきり感を出しやすいことから安価な製品によく使われる一方、必要な油分まで取ってしまいます。
皮脂には本来、乾燥から肌を守る役割があるため、取り過ぎると、肌を乾燥から守ろうと皮脂を多く出す作用が働きます。多量に分泌された皮脂に界面活性剤による刺激で発生した活性酸素が加わると、メラノサイトの働きを阻害する老化物質・過酸化脂質に変化してしまいます。

ホームカラー・白髪染めは髪や頭皮には大敵!

カラー・白髪染めで使用する薬剤には2剤(オキシ)という過酸化水素を使用しています。
過酸化水素自体に毒性はありませんが、頭皮に残ってしまうと次第に酸化し老化物質である活性酸素へと変化していきます。
実は市販されているホームカラー剤の多くは、サロンで使用するそれとは成分が異なり酸化物質が残留しやすいのです。
具体的にはホームカラー剤における酸化物質の残留度はサロンカラーのそれと比べ、数十倍も多い!言いかえればホームカラー1回はサロンで行なう何十回分にも相当することに・・・。

白髪の対策はどうすれば良い?

自宅でのセルフケア

食生活・睡眠など生活習慣を見直すこと。 自身の髪や頭皮に合ったシャンプーなどのヘアケア製品に変える。

【セルフケアのメリット】
最も手軽にケアでき、継続しやすい。

【セルフケアのデメリット】
白髪の原因にマッチしないケアをしてしまうと改善できないばかりか、症状を深刻化させてしまう恐れもある。

頭皮に紫外線を浴びないようにケアする

夏だけに限らず、紫外線対策は年間を通じて必要です。

紫外線対策1 : 日傘や帽子を使う
デザインも大切ですが紫外線遮蔽率の高い素材を選びましょう。
紫外線対策2 : 髪の分け目を変える
毎日同じ分け目だと、その箇所が紫外線に晒されやすくなり白髪になりやすいです。
紫外線対策3 : サングラスをかける
意外ですが、目から入った紫外線は体内に蓄積され、肌や頭皮の日焼けの原因となります。

髪質改善サロンで頭皮ケアを行なう

髪・頭皮の専門家が診断を行ない、髪質・頭皮の状態にあった施術を通じて頭皮トラブル由来の白髪を解消する。

【髪質改善サロンのメリット】
白髪の原因が頭皮トラブルにある場合、改善効果が期待できる。

【髪質改善サロンのデメリット】
体内の原因によりメラノサイトの働きが悪い場合、施術しても効果はない。